伊那市高遠地区にはかつて、武田氏の流れをくむ保科氏の居城であった高遠城が存在していました。その後、戦国時代の動乱に伴い、城自体は姿を消しましたが、1875年に高遠城跡が公園として整備された際、高遠藩の旧藩士達の力により、1,000本を超える桜の木が植樹されました。
この桜は「タカトオコヒガンザクラ」と命名され、毎年春には、城址公園一帯が鮮やかなピンク色に彩られ、アルプスの山々と相まって壮観な景色を見せてくれます。「さくらの名所100選」にも選ばれ、シーズン中は全国各地から多くの観光客が訪れ、賑わいをみせています。要文化財に指定されています。

詳しくは伊那市観光協会サイトをご覧ください。

鉾持神社は、養老５年に創建されて以来、高遠地区の守護神として高遠城の歴代城主をはじめ、庶民からも厚い信仰を受け現在に至る歴史ある神社です。
本殿に至る参道には321段にも及ぶ石段が並んでおり、傾斜が急なため、地上から見上げると天に登りつめるかのような感覚を味わうことが出来ます。
毎年、２月に五穀豊穣や家内安全を願う「だるま市」、９月には豊作と無病息災を感謝し、ほおずき提灯を灯す「灯籠祭」が開催され、周辺の方をはじめ、数多くの参拝者が訪れています。

高遠町歴史博物館は、高遠城主で高遠藩を治めていた、内藤氏の家宝である兜や、東京音楽学校（現　東京芸術大学）長を歴任し、わが国の音楽教育の礎を築いた伊澤修二の関連品などを多数展示しています。
また、敷地内の庭には、保科正之公の生母お静の顕彰碑のほか、絵島囲み屋敷が併設されており、高遠の歴史を学ぶことが出来る施設になっています。
信州高遠美術館は、原田政雄コレクションをはじめ、中村不折、平山郁夫など、伊那ゆかりの芸術家作品を展示しています。常設展示に加え、年に数回、企画展が開催されているほか、ミニコンサートや絵画教室など市民参加型のイベントも行われています。

詳しくは伊那市観光協会サイトをご覧ください。

遠照寺（おんしょうじ）は、平安時代に山室地区に創建された日蓮宗のお寺で、東日本地域では珍しい和洋折衷仕様の釈迦堂や、多宝塔が国の重要文化財に指定されています。
また、本堂の周りが1,000株のぼたん花に囲まれており、「ぼたん寺」の愛称で広く知られています。

三義・長谷循環バス 時刻表は伊那市のサイトをご覧ください。

弘妙寺（ぐみょうじ）は、山室川沿いの標高1,000mを超える地に位置し、800年以上の歴史を持つ日蓮宗のお寺です。
標高の高さと町の地名（高遠）から、“高く・遠くへボールを飛ばす”というゴルフの飛距離アップを祈願する方も多く、プロゴルファーも訪れるほどの人気を得ています。

三義・長谷循環バス 時刻表は伊那市のサイトをご覧ください。

高遠さくらの湯は、高遠城下の街中にある入浴施設です。良質なアルカリ性単純温泉で、神経痛や関節痛、疲労回復などの効能があるほか、肌がつるつるになる“美肌の湯”として、地域の方をはじめ、観光客にも人気となっています。

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伊那公園は、市内中心部に位置した広大な敷地に広がる多目的公園であり、様々な遊具はもちろん、「Ｄ－５１型蒸気機関車」なども展示されており、週末にはスポーツを楽しむ若者や家族連れで賑わいをみせます。
また、公園を取り囲むように桜が植樹されており、桜の時期には、市街地から気軽にアクセスできる桜の名所として人気となっています。

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春日公園は、市街地西部の小高い丘の上に位置する春日城址を中心とした約14haに及ぶ公園です。
城自体は天文10年に織田軍の攻撃により焼失しましたが、その後、順次、整備が進められ、桜やツツジが咲き誇る市民の憩いの場として現在も親しまれています。

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